企画展のご案内

江戸の遊び絵づくし
不思議でおもしろい浮世絵の世界

2023年8月4日(金)~10月1日(日)※会期中無休

江戸時代の庶民の娯楽や情報源として人気を博した浮世絵は、その高い芸術性により、世界の人々にも注目されています。
 本展では、その数ある浮世絵の中から、だまし絵としても親しまれる「寄せ絵」をはじめ、「有卦(うけ)絵」「判じ絵」「文字絵」「影絵」など、現代人にも通じる江戸庶民の洒落とユーモアあふれる《遊び絵》の世界を紹介します。当時の人たちが、おもしろおかしく楽しんだ笑いとユーモアのセンスにあふれた《遊び絵》の数々をお楽しみください。


①◆有卦絵(うけえ)◆
歌川芳藤「有卦絵 ふ尽しの福助」
〝ふ″の付く物でできた福助。
眉は「筆」、目は「ふぐ」、口は「房」、耳は「袋」、さて頭は…??

②◆寄せ絵(よせえ)◆
歌川国芳「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」
国芳の寄せ絵の傑作です、よく見れば、たくさんの人!人!!人!!!

③◆上下絵◆
歌川国芳「両面相 伊久 げどふ だるま とくさかり」
絵を逆さにしても、あれ?、人の顔!

④◆影絵◆
歌川広重「即興かげぼしづくし きりことふろう・つる」
身ぶり、手ぶりで、これはなんだろう!

⑤◆戯画◆
歌川国芳「亀喜妙々」
役者の似顔絵を亀の顔に、甲羅の模様も特定の役者を示すヒントになっています

⑥◆戯画◆
月岡芳年「百器夜行」
百鬼夜行にかけて「百器」夜行! 身の回りのものが妖怪化して…
主催 公益財団法人岡田文化財団パラミタミュージアム
後援 中日新聞社、読売新聞社、朝日新聞社、三重テレビ放送
企画協力 株式会社アートワン

関連イベント 記念講演会

日時:8月6日(日) 午後2時~午後3時30分
演題「江戸のユーモア『遊び絵』の世界」
講師:稲垣進一(国際浮世絵学会常任理事)
◆聴講は無料ですが当日有効の入館券が必要です

ワークショップ【こども木版画体験 多色摺に挑戦!!

日時:8月19日(土)・ 20日(日)・26日(土)・ 27日(日)
いずれも午前10時~ 午後1時~
※事前申込制(7月1日(土)~受付開始)
対象:小学生以下(各定員5名)
講師:金沢健幸(木版画家)
参加料:無料(ただし付き添いの保護者は要入館券)
申込方法:電話 (059-391-1088) 又はメール(office@paramitamuseum.com)でお申し込みください。(件名に「こども木版画体験申込」、本文に「参加者名、付き添いの保護者名、希望日・午前又は午後、年齢又は学年、電話番号」をご記入ください)
※申込は先着順です。各回、定員に達し次第、受付を終了いたします。※申し込み状況につきましてはHPまたは公式SNS(TwitterInstagram)でご確認ください。

パラミタコンサート

日時:9月10日(日) 午後2時~午後3時
「フルートトリオの響き(仮)」
フルート三重奏 北村祈子・北村結希・永津柚季
このページのトップへ